アニメ・漫画

ヒロアカ荼毘は死亡?原因は?正体はエンデヴァーの息子!?

2014年から週刊少年ジャンプにて連載をスタートしてからというもの、ファンからの熱い支持を受けている「ヒロアカ」。

2016年からアニメも放送しており、2022年10月からは物語も佳境に差し掛かります。

今回はそんな「ヒロアカ」に登場するヴィラン・荼毘についてフォーカスしていきましょう。

実は荼毘は一度、死亡しているんですよね。

一体どういうことなのか、何故死亡したのか解説していきましょう。

「ヒロアカ」謎のヴィラン・荼毘の正体は死亡したはずのエンデヴァーの息子!?

謎のヴィラン・荼毘が「ヒロアカ」本編に登場したのは「保須市襲撃事件編」後でした。

血みどろの正義執行人もといステインが逮捕され、その生きざまがネットを通して大衆の話題となっていた頃、死柄木弔と黒霧、そしてオール・フォー・ワンしかいなかった敵連合に「加入したい」と申し出た謎のヴィランでした。

自分のことはあまり物言わず、冷静を装っているものの、ヒーローへの攻撃性やエンデヴァーに対する執着心などは隠しきれていません。

それもそのはず、荼毘の正体は死亡したはずのエンデヴァーの息子・轟燈矢だからです。

荼毘の正体が分かるのは30巻290話「ダビダンス」

轟家の複雑な家庭については「雄英体育祭編」にて主人公・緑谷出久のクラスメイト、轟焦凍の口から語られていましたね。

No1ヒーロー・オールマイトをどうしても超えたかったNo2ヒーロー・エンデヴァー。

自らの限界を察した彼はあえて個性を強化するために結婚する「個性婚」に踏み切り、自分の子供に「オールマイトを超える」という夢を託します。

実はエンデヴァーの炎は使えば使うほど体に熱がこもってしまうというデメリットがあり、それを解消することは自分にはできないものの、氷雪系の個性を持つ女性から生まれる子供なら自分のデメリットを解消することができるのではないか?と考えたのです。

しかしそんな自分勝手は上手くいかないもので、轟家には4人の子供がいたものの、エンデヴァーの目にかなったのは焦凍のみでした。

焦凍はヒーローの英才教育を押し付けられて寂しい思いをした挙句、精神的に追い詰められた母親に熱湯をかけられて顔に火傷を負うなど心にトラウマを刻まれます。

他の子供たちも描かれてはいないものの、それなりに辛い思いをしたでしょうが、その子供がついに30巻290話「ダビダンス」にてエンデヴァーに牙をむいたのです。

このとき荼毘は事前に録画していた動画をジャックしたテレビに流したのですが、それとともに読者にも荼毘の正体が明かされます。

轟家の長男、轟燈矢

轟家に生まれた燈矢は待ち望んだ子供であったこと、またエンデヴァー以上に炎の才能に恵まれていたこともあって寵愛を受けていました。

そのため燈矢はエンデヴァーの期待に応えようと彼が施すヒーロー英才教育に耐えていたのですが、ほどなく個性を使った訓練は禁止と言い渡されます。

というのも燈矢は氷雪系の個性を持つ母親の体質を受け継いでしまったため、火傷を負いやすい身体だったのです。

母親も含めて個性の訓練はしないと言われた燈矢は躍起になり、両親に隠れて炎を扱うようになります。

しかしその度に身体には火傷をつくるため、エンデヴァーはそれを止めるためにも子作りに励んだそうです。

その結果、生まれたのが焦凍でした。

燈矢はその事実に受け入れられず、赤ん坊だった焦凍に襲いかかる事件を起こします。

何とか事なきを得たものの、実はこの事件のせいで焦凍は兄姉たちと遊ぶことを禁じられていたのです。

そして燈矢は表向きは両親に従っているフリをしていましたが、夜中に弟に愚痴を吐いては泣きついたり、心配する妹と母親の話を無視したりなど相変わらずでした。

そしてヒーローになること、あるいはエンデヴァーに認められることを執着した燈矢はついにやらかします。

エンデヴァーの訓練場で個性の訓練をしていた燈矢はついに蒼い炎、およそ2.000℃の炎を顕現させることに成功したのです。

しかしエンデヴァーは炎の操作や温度の上げ方を教えていても、下げ方は教えていませんでした。

そうして起こった山火事はエンデヴァーの耳に入ったものの、懸命の捜索にも関わらず、燈矢を見つけることはできずに死亡扱いとなったのです。

闇落ちしたのは自分がいない家族の光景

しかし燈矢は死んでいませんでした。

黒焦げになって後は死ぬだけのところをオール・フォー・ワンに拾われ、殻木の治療を受けて一命をとりとめます。

ですが代償は重く、容姿も変わってしまい、力も元には戻りません。

そもそも燈矢が目覚めるまで3年の月日を経過していました。そのためというべきか、オール・フォー・ワンは燈矢にはあまり期待していなかったそうです。

死柄木のスペアとして拾ったまでは良かったものの、黒焦げになった後遺症はたとえ生きられたとしても1か月は持たないと考えられていました。

しかし燈矢はオール・フォー・ワンの施設から逃げ出し、轟家まで戻ります。

そこで待ち受けていたのは自分がいなくても家族を続けている、燈矢という子どもを過去のものにした轟家でした。

こうしてエンデヴァーへの執着が恨みへと変わり、燈矢は荼毘になったわけです。

「ヒロアカ」荼毘はどうなる?弟・焦凍との決着は?

超常解放戦線との戦いで荼毘はエンデヴァー&焦凍と戦い、一蹴します。

その後焦凍とぶつかることはありませんでしたが、新章にて再び焦凍と戦うことに。

その勝敗は荼毘の負けでした。

焦凍はこの日のために氷の個性に磨きをかけ、荼毘の火力でも凍らせる氷をつくりだせるほどに強くなっていたのです。

こうして荼毘は氷漬けとなり、再起不能になるのでした。

その後の描写はないため、再び立ちはだかる可能性はありますが、今のところその様子はありません。

「ヒロアカ」荼毘の声優は下野紘さん!

荼毘の担当声優は下野紘さんです。

下野紘さんはアイムエンタープライズに所属する男性声優で、「鬼滅の刃」我妻善逸役をはじめ、「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役など主要キャラを演じている実力派声優ですね。

ラジオ番組も持っていますが、2022年10月から始まるアニメではどのような演技をするか楽しみです。

まとめ

「ヒロアカ」の荼毘は死亡したはずのエンデヴァーの息子、轟燈矢でした。

燈矢はエンデヴァーからヒーローの英才教育を受けるものの、自分の体質を心配する両親の心配をよそに個性の訓練をし、精神的に追い詰められてせいで個性が暴走しました。

オール・フォー・ワンによって一命はとりとめるものの、自分のいない家族を目にした闇落ちします。

-アニメ・漫画